気になるニュース|11/4日経新聞より

 


AI関係

韓国「軍事AI」開発推進

韓国と防衛企業が人工知能(AI)を備えた兵器の研究を推進している。

AIが国家存立の生命線になるとみて、組織づくりと技術開発の両立を目指す。

陸海空軍が本部を備える韓国中部の都市で10月上旬、兵器展示会が開かれた。27カ国から国防関係者が訪れた。

空母のような「無人指揮統制艦」は、搭載する航空機や潜水艦が無人で動き、偵察や戦闘にあたる。
実機で試験する段階まできた。

無人陸上兵器、実用段階に

実用段階に入ったのが陸上兵器だ。現代自動車グループの現代ロテムが開発した無人車両は見物客が耐えない。

戦場では陸海空の領域で様々な物体が動く。地面に兵器が弾着し、地形も刻々と変化する。戦場全体の環境変化を即座に把握するには膨大な偵察情報が必要になる。

人間の処理能力では限界がある。AIの有無が攻撃命中率や消耗度合いの差を生む。

韓国は国全体でAIを最大限活用し、「AIデジタル革新成長戦略」を゙作り、AIを基盤に産業育成を目指す方針を示した。

自律兵器、国連が警鐘

AIは軍を効率化する「薬」である反面、使い方をあやまると人間を殺害する「毒」にもなり得る。

人間の判断を介さない「自律型致死兵器システム(LAWS)」の危険性は長年指摘されてきた。

AIはそれぞれアルゴリズム(計算方法)を持つ。計算式の水準が低いと人間が意図しない動きを引き起こす。

慶応大学の古谷教授は、低価格で中途半端なAIや無人機が拡散すれば、非人道的な使われ方が横行するおそれがあると指摘する。
(10/04日経新聞朝刊より)

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