気になるニュース|11/19の日経から
金融関係
新興国資産から資金流出
米景気堅調で米金利上昇とドル高が進む。株式投資信託からの流出規模が9年3ヶ月ぶりの大きさに達したほか、債権の流出も4週連続で超過となった。
背景にあるのが底堅い米経済だ。中国株ファンドからの流出が目立った。中国株の流出は5週連続。
直近4週間の流出額は169億ドルと過去最大のぺースに相当する。
インド株ファンドからの資金流出も4週連続で、通貨ルビー相場が体ドルで過去最安値を更新するなど、通貨安が再燃している。
その他ブラジル株ファンドが9ヶ月ぶり、タイ株ファンドが2年8ヶ月ぶりとなる大きな流出を記録した。
ユーロ、円など主要通貨に対するドル強さを示す「ドル指数」も足元で1年ぶりの水準まで上昇した。
ドル高の進行は新興国のドル建て債務膨張などに繋がり、一般的には新興国通貨の売り要因になる。
通貨安は投資による収益を目減りさせるため、投資意欲をそそぎかねない。
EPFRによると、米国株ファンドには11月7〜13日の1週間で557億ドルが流入した。2000年以降で過去2番目の大きさだった。
投資家が新興国から米国株に資金を移した様子がうかがわれる。
(11/19日経朝刊から)
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