世界航空需要、40年に倍増予測
空輸業関係
パイロット争奪戦、加熱
米主要航空会社ではパイロットの平均年収が日本勢の約2倍となる30万ドル(約4500万円)前後の水準まで上昇した。
2023年のデルタ航空は約31万8700ドル(約4790万円)と、13年比で7割超上昇した。
ユナイテッド航空は8割程度上昇し、約29万8100ドルだった。格安航空会社(LCC)のサウスウエスト航空やジェットブルー航空会社も25万ドルを超える。
米国以外でもパイロットの賃上げが加速する。
「米国の主要航空会社と給料格差を埋める必要がある」。カナダの航空最大手エアー・カナダの労働組合はこのほど4割上の賃上げで合意した。
世界航空需要、40年に倍増予測
背景には世界的な航空需要の拡大に伴うパイロット不足にある。
旅行や出張需要の急回復により国際航空運送協会(IATA)は世界の航空需要は40年に80億人程度と23年比で倍増すると予測する。
世界では航空需要に加えチャーターや物資輸送も増加している。
(12/08日経朝刊より)
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