賃上げ先行で海外旅行
20代、消費のけん引役に
総務省が10日発表した2024年の家計調査では、消費は全般的に停滞しているものの、若者層は海外旅行や家電の購入に積極的だ。
若者層で賃上げが先行している恩恵もあり、消費のけん引役となっている。
11月の家計調査では物価高を背景とした節約志向によって消費支出は実質で前年同月比0.4%減だった。
JCB 他がクレジットカード決済額を基に算出すると、11月の20〜24歳の消費額は前年同月比で24%増、25〜29歳は9%増だった。
また、観光庁によると海外旅行の消費額は24年1月〜9月と19年の同じ時期を比べると、20代が15%増と唯一年代別で19年の水準を上回った。全体の海外旅行消費額は15%減だった。
賃上げ機運の高まりは、特に新卒や若い世代が先行している。(1/11日経朝刊より)
コメント
コメントを投稿