ゆうちょ銀が注目を集めている
海外勢、ゆうちょ銀再発見
株価好調、1年間で2倍
海外投資家は「人工知能相場の次」に備え始めている。
にわかに注目を集めているのがゆうちょ銀行株だ。ゆうちょ銀行投資家向け広報には、2025年10月から26年3月の投資家からの問い合わせや面談件数は前年同期に比べて約1.5倍に増えた。特に海外ファンドからの連絡が相次いでいる。
にわかに人気を集めているのはなぜか
「金利ある世界で」最も恩恵を受ける銘柄との評価が海外勢を中心に広がっている。金利の上昇局面では、新たに購入する国債の利息収入が増える。
日銀が政策金利を0.5%から0.75%に引き上げた場合の純利益の増加率はゆうちょ銀行が約43%で、主な銀行では最も高かった。
主な銀行の金利感応度
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- あおぞら銀行
- ふくおかFG
- 楽天銀行
(注)ゴールドマン・サックス証券調べ。日銀が政策金利を0.5から0.75%に引き上げた場合の純利益影響を上から順番に記載
銀行というよりは巨大な運用会社の色彩が強い
ゆうちょ銀行は規則により貸し出し機能を持たない。全国の郵便局で個人から貯金を集め、日本国債や外債などに投資している。26年3月末の総資産は226兆円だ。
5月15日に発表した中期経営計画では29年3月期の連結純利益を前期比2倍の1兆円超に引き上げる目標を掲げた。ROEは約2倍の10%を見込む。
金利が上昇すれば、保有する債権で含み損が発生する弊害もある。26年3月期の「その他有価証券」の評価損は約1.2兆円。一見すると巨額だが、「金利上昇局面の過渡期において生じている評価損であり、懸念は小さい」と専門家は指摘している。
(5/28日日経新聞朝刊より)
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